今週号の3面には、終戦直前の長野空襲をきっかけに知り合い、支え合って生きてきた市内のご夫婦を紹介する記事を掲載しています。
1945(昭和20)年8月13日、長野市は米軍の空爆を受けました。体験した人が語るその悲惨さは、筆舌に尽くしがたいものがあります。
そうした極限状態を支え合ったからでしょうか、さりげない言葉の中に、ご夫婦の絆と思いやりの強さが感じられます。
戦争体験者が少なくなり、現代の多くの人にとって、戦時の様子を想像するのが難しくなっています。記事を読んで、戦後70年のことしの夏を、戦争の時代を振り返り、次代への指針とする機会にしたいと感じました。皆さんはいかがでしょうか。