2013年5月4日土曜日

5月4日号から

GW後半まっただ中、行楽地へお出かけの方も多いことでしょう。
ここ数年、目立って来た登山者の遭難報道。とりわけ慣れない登山者の事故は後を絶たず、県でも呼びかけを強化しています。

 さて、今週の「私の歩み」から、山学山遊会会長で県山岳協会顧問の田村宣紀さんの連載が始まります。長年の登山の経験を語っていただき、登山の楽しさと、命に関わる厳しさをお伝えできればと思っています。

 私といえば「遊び場が裏山」だった最後の世代。学校から帰った後、友達と山に登ったり、隣りのおじさんに連れてってもらったり、果ては学校で忘れ物をした時、山経由で家に飛んでった(通常15分→山経由7分)ものです。
 思えばここで体のバランス感覚を養えたし、危険と感じたら即回避する癖も身に付いたり、春の香りがする草むらに心躍らせたもの。それはそれで幸せだったと思います。

 私が小学生だった70年代後半、「グラウンド」が造成され、世の中でテレビゲームがはやりだし、山からグラウンドへ、そして家の中へと子どもの遊び場が変わるのを目の当たりにし、なんとも言えぬ寂しさを感じたものです。